書籍名・著者・出版社
『バイオリニストは肩が凝る 鶴我裕子のN響日記』
鶴我裕子著
アルク出版企画
内容
著者の鶴我裕子さんは、NHK交響楽団の第1ヴァイオリン奏者を長年つとめるかたわら、音楽雑誌や音楽会のパンフレットなどにエッセイを寄稿されてきました。
本書はN響の楽団員、また一生活人としての日常を綴ったものですが、その軽妙な文章には楽員としての長い演奏経験からくる音楽への深い理解がおのずと滲み出ています。
「なるほど、オーケストラの舞台裏はこんなふうだったのか」「サヴァリッシュやゲルギエフはこんなふうに音楽をつくっていくのか」などなど、音楽の現場の「そこが知りたい」ことが手にとるように語られていて、音楽ファンには恰好の読み物です。
そればかりでなく、生活人としての日常をユーモラスに語る語り口には人物や社会へのたくまざる批評眼がのぞいき、一般の読者の方にも十分に楽しんでいただけるエッセイ集となっています。
著者略歴
鶴我裕子
東京芸術大学器楽科卒業、1975年にNHK交響楽団入団。現在、同団第1ヴァイオリン奏者。演奏活動のほかに音楽雑誌の連載や音楽会パンフレット等への作文業も展開中。
共著に『200クラシック用語事典』『200CDヴァイオリン』(共に学習研究社)などがある。
本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
書籍情報
発売日 | 2005/6/30 |
ページ数 | 260ページ |
ISBN-10 | 4901213520 |
ISBN-13 | 978-4901213523 |