書籍名・著者・出版社
『エチオピア音楽民族誌 ファラシャ/エチオピア正教/望郷歌(テゼター)』
ケイ・カウフマン・シェレメイ著,柘植元一訳
アルク出版企画
内容
一人のアメリカ人女性音楽学者が記した、研究と恋愛と冒険のドキュメンタリー。学術書とはちがった型破りなスタイルで綴られた読み物です。
著者は、ベータイスラエル(俗にファラシャと呼ばれる黒いユダヤ人)の宗教音楽研究のためにエチオピアを訪れました。そしてフィールドワークの過程で出会ったユダヤ人青年と予期せぬ恋に落ち、結婚。エチオピアに永住し、研究を続けることを決意しますが、そこへエチオピア革命の急激な社会変化が訪れます。
その影響で、古いユダヤ教典礼音楽の研究が不可能になりました。そこでエチオピア正教(キリスト教東方教会の一つ)の典礼音楽の研究に向かった著者は、両者の関係に思わぬ研究成果を得ることになります。
その結果とは……
訳者は、東京藝術大学名誉教授の柘植元一氏です。
著者略歴
ケイ・カウフマン・シェレメイ
ハーヴァード大学教授(音楽科G.ゴードン・ワッツ寄付講座教授、およびアフリカ研究・アフリカン=アメリカン研究科教授)。元SEM(Society for Ethnomusicology、北米音楽民族学会)会長。彼女の主著の一つ『Music、Ritual、and Falasha Historyファラシャの歴史と音楽と典礼』は、国際音楽学会賞およびASCAP(American Society of Composers、Authors and Publishers)―ディームズ・テイラー賞を受賞
柘植 元一
東京藝術大学名誉教授(音楽民族学・東洋音楽史)。元東洋音楽学会会長、国際伝統音楽学会(ICTM)理事
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書籍情報
発売日 | 2009/3/1 |
ページ数 | 246ページ |
ISBN-10 | 4901213539 |
ISBN-13 | 978-4901213530 |
寸法 | A5判 |