アルク出版企画・代表の加納亜美子です。
今日は、「知名度ゼロから出版を実現する方法」についてご紹介していきます。
*以下の動画でも解説していますので、ご参考ください
まず、ここで私が言う「出版」とは、「商業出版」のことです。
出版は大きく分けて「商業出版」「自費出版」「電子書籍出版」という3つの出版方法があります。
*このあたりの違いについては、以下の記事でご紹介していますので参考にしてくださいね。
商業出版は、出版方法の中で最もハードルが高いものですが、自費出版や電子書籍出版よりも大きなインパクトを与えることができます。
また、著者としてのブランドを手に入れることができるなど、あなたのブランドイメージを高めるのに、非常に有効です。
では、どのように商業出版を実現していけば良いでしょうか?
本記事では、商業出版を実現するための5つのステップをご紹介します。
商業出版は、大きく分けて5つのステップがあります。
- 1.出版企画書を作成する
- 2.企画書を出版社に提案する
- 3.編集者と面談し企画を通す
- 4.執筆開始!校正を繰り返して、いよいよ刊行
- 5.書籍プロモーションをして、とにかく売る!
この5つのステップをもう少し詳しく見ていきましょう。
出版企画書を作成する
まずは最初にして最大の壁ともいえる、企画を通すためのステップです。
それが、出版社に採用してもらえるような出版企画書を作成するということです。
出版企画書の作り方については、また別の記事で詳しく解説していこうと思いますが、
出版企画書には、
・あなたの本がどのような悩みを持つ方を助ける本になるのか
・類書は何か。類書との違いは何か。あなたの本の独自性は何か
・この本を書くのに、なぜあなたが著者であるべきなのか
(著者として説得力のあるプロフィール)
・目次案
などを、A4用紙2~3枚にまとめます。
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出版企画書を作って、出版社に提案する
企画書が完成したら、次は出版社への提案です。
出版社に企画書を持ち込むにはどうしたらいいのでしょうか?
これには大きく5つの方法があります。
- 編集者を紹介してもらう
- 出版社宛てにメールを送る
- 郵送で企画書を出版社に送る
- 友人の編集者に相談する
- 出版プロデューサーなどエージェントを利用する
この中でも一番良いのは、私のようなさまざまな出版社と取引をしている出版プロデューサーと出会うことが一番の近道だといえます。
しかし、自力で頑張りたいという方は、類書の奥付けに記載されている出版社の編集者さん宛に直接郵送するという方法が多いです。
ただし、郵送での企画書提出の場合は、30社に提案してようやく1社から連絡が来るくらいの確率だと思ってもらえたらと思います。
しかも、せっかく連絡がきても「不採用」というケースも本当によくあります。
それもそのはずです。
出版社によっては、郵送されてくる企画書は月に100件以上あるとのこと。
目を通す郵送物は月に1通程度、という話を編集者さんから直接聞いたことがあります。
それでも、魅力的な企画、売れる本の企画であれば、編集者さんの目にとまります。
粘り強く頑張った先に、著者経験のある方に出会い、編集者さんを紹介してもらえる、ということもあります。
諦めずに頑張ってみましょう。
編集者と面談し企画を通す
編集者から連絡が来れば、いよいよ面談し自分の企画について、質疑応答を行うことになります。
面談を成功させるためには、想定問答とその対策をしっかり行うことが不可欠です。
しっかり対策を行い、掴んだチャンスをものにしていきましょう。
執筆開始!校正を繰り返して、いよいよ刊行
そして、無事に企画が決まれば、いよいよ執筆開始です。
あとは「校了日」に向けて、初校、再校、と校正を繰り返しひたすら執筆、修正、修正、修正です。
言葉でいうのは簡単ですが、執筆期間中にもさまざまな困難があります。
一番は「書けないスランプ」。これについては、解決方法がいくつかありますので、詳細は別の記事で解説しますね。
そして、いよいよ刊行です。
出版は企画が決まるまでがあまりに大変なので「企画が決まることがゴール」と錯覚してしまいそうになりますが、実は刊行まではあくまでもスタート地点に立つための準備です。
実際は、本が出版されてからが、本当のスタートなのです。
書籍プロモーションをして、とにかく売る!
思い出してください。
商業出版の本来の目的は「売れる本を作る」ことなのです。
大手出版社から刊行すれば、あとは出版社が何とかしてくれる、と思っていませんか?
違います。
もちろん商業出版の場合、出版社が全国の書店や図書館に営業して流通させてくれます。
しかし、今は、本が売れにくい時代です。
つい先日、老舗出版社の編集長さんと話したときに「書籍は刊行後3か月が賞味期限」という風におっしゃっていました。
そう。
だから著者になったあなたは、刊行後3か月以内、もっといえば1か月以内に初版数を売り切るんだ!というくらいの覚悟で、積極的にプロモーションしてください。
プロモーションに積極的な著者は、重版や次の本の企画にも繋がっていきます。
例えば、出版記念イベントやSNSなどのツールを使って積極的に情報発信するなど、本をPRしていってくださいね。
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今回は、商業出版を実現する方法を5つのステップで紹介しました。
シンプルなステップですが、商業出版はとにかくハードルが高く、それを実現するには、その道のりで多くの「壁」があります。
この「壁」の詳しい正体や、超えていく方法については、セミナーで詳しく解説していきます。
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