『よくわかるピアニスト呼吸法~呼吸を変えれば脱力できる! 表現力がアップする! 』小倉貴久子/加瀬玲子/伊達華子/原田敦子著,ヤマハミュージックエンタテイメント

書籍名・著者・出版社

『よくわかるピアニスト呼吸法~呼吸を変えれば脱力できる! 表現力がアップする! 』
小倉貴久子,加瀬玲子,伊達華子,原田敦子著
ヤマハミュージックエンタテイメント

内容

ピアノと呼吸は、一見関係ないように見えて、とても重要。
本書では、ピアノを弾く時に必要な呼吸を、具体的な練習方法を交えて、わかりやすく解説している。
うまく呼吸ができないと、演奏中に無呼吸状態になってしまったり、本番であがってしまい、実力が発揮できなくなってしまったりと問題は色々。
「吸う、吐く」だけではない呼吸法を試してみて!

■「はじめに」より■
歌や管楽器とはちがって、直接息をつかう必要のないピアノですが、演奏するときには、呼吸がさまざまな形で私たちの体に作用し、音楽表現に大きな影響を与えています。
たとえば、よい呼吸はピアノを弾く体を柔軟にします。
しかし、柔軟であると同時に、呼吸を支える体幹がしっかりしていないと、エネルギーを効率よく指先に伝えることはできません。

自然な息づかいは、自由で生き生きとした音楽表現を導きます。
テンポ、拍子、アーティキュレーション、フレージング、ダイナミクス、そして音色。
どの音楽要素も、呼吸と密接に結びついています。

大切なのは、音楽に内在する呼吸を感じ、柔軟に反応できる体なのです。
本書では、そんな奥深い呼吸の世界に、4人の著者がそれぞれの立場から多角的にアプローチしました。

著者略歴

小倉 貴久子
東京芸術大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院首席卒業。第3回日本モーツァルト音楽コンクールピアノ部門第1位。1993年ブルージュ国際古楽コンクールアンサンブル部門第1位。95年同コンクールフォルテピアノ部門第1位。CD『イギリス・ソナタ』は平成24年度文化庁芸術祭レコード部門“大賞”受賞。東京芸術大学古楽科講師

加瀬 玲子
1955年生まれ。呼吸/発声/表現法「加瀬メソッド」を創案。スタジオ・レイを主宰し、歌手、役者、ナレーターなどの表現者に呼吸、発声、歌唱、演技指導を行う。また、舞台、コンサート、ライブにおける現場での指導、ワークショップの講師なども務める。同時に、健康を目的とした人たちに向けても、「なまけエクササイズ」、「いきもの体操」を考案し、呼吸法や身体の使い方を指導する。中国整体師でもある

伊達 華子
1948年宮城県出身。東京芸術大学付属高等学校・東京芸術大学卒。ピアノを野呂愛子、田村宏の両氏に師事。ケルン音楽大学においてアロイス・コンタルスキー氏に師事し卒業。西ドイツ学生コンクール特別賞を受賞。西ドイツ国家演奏家試験を修了。現在、山形大学地域教育文化学部教授。全日本ピアノ指導者協会東北評議員。PTNA山形支部長

原田 敦子
広島大学教育学部卒。ピアノを阿部久子、山上雅庸、土屋徳蔵の諸氏に、楽曲分析を早川正昭氏に師事。永年にわたりヤマハ音楽教室講師を務め、数多くの優秀生徒を輩出するとともに、講師育成に関わる要職を歴任。また、多くの音楽教育テキスト、ピアノ教本制作にも参画。ピアノをうたわせる「Sensitive Touch」修得のための指導法を確立。後進の育成に力を注いでいる。研究会「うたう指づくり」は、勉強会、コンクールなど、各地で活発に活動している

本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

書籍情報

発売日2013/3/25
ページ数96ページ
ISBN-10 4636890752
ISBN-13978-4636890754
寸法B5判
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